株式会社吉方庵

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すずなりとは

すずなり

日本最古の柑橘であり菓子の祖とされる「大和橘」を使用。
非時(ときじく・永遠にの意)に香るとされる凛とした風味と上品な口当たりが心に残ります。
すずなりとは神楽鈴のように房となって沢山群がってなっていることをいい神楽鈴はもともと、橘の枝だったのではないかという話もあります。
鈴を鳴らし舞を踊ることで、邪気を払い清め、神様にとって居心地の良い空間を作ります。
不老長寿、子孫繁栄、そして幸せとこのお菓子が古都・奈良より鈴なりに広がればと思いを込めて創作いたしました。

大和橘

「大和橘」は日本の柑橘の原種とされている固有種で「古事記」「万葉集」にも登場するほど古来より存在しています。
垂仁天皇(すいにんてんのう)の勅命で田道間守(たじまもり)が常世の国より持ち帰ったとされ、現代の日本の菓子の原点とされています。
その後、田道間守は菓子・みかん・柑橘の祖伸として崇められ、奈良県奈良市の垂仁天皇陵に治定される宝来山古墳の周濠内にある小島が墓とされている他、饅頭の神社として知られる「漢國神社」や「太宰府天満宮」京都府京都市の「吉田神社」など全国各地に祀られています。

不老不死の力を持つとされる大和橘は古くから縁起物とされ、不老長寿・子孫繁栄の意味を持ち、文化勲章や500円硬貨に竹とともに描かれている他、京都御所の紫宸殿前の「右近の桜、左近の橘」や、それにならった雛壇の飾りにも登場します。
その上品な香りと風味が長く残ることから「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」と呼ばれ「時を選ぶことなく香る=永遠に香る果実」だとされています。苗木から育てられたものは奈良県郡山市の「なら橘プロジェクト推進協議会」などの懸命な活動もあり純絶滅危惧種まで回復していますが、山口県萩市に自生しているものは絶滅危惧種に指定され、国の天然記念物となっているほど貴重な素材です。

なら橘プロジェクト様の
大和橘を使用しております。