こだわり

大和路遊心菓

お菓子は自分自身が楽しむだけでなく、人から人へ渡っていきます。お菓子は旅をしていきます・・・。
大和路遊心菓とは『奈良三輪の山里から山の辺の道を辿り、明日香の夢に遊ぶ』をテーマとしています。
奈良桜井をとりまく歴史・文化・自然を守り、誇るべき郷土の物語りとゆたかな美味なる菓子を創造することを大切にしています。
それが私たち吉方庵の菓子作りの心です。

和菓子とは・・・

日本の文化・魂・伝統・風習・生活に密着したもの、それが和菓子です。 人生の始まりから終わりまでの節目に欠かすことができない存在です。
例えばこどもが生まれたら、誕生もちで祝い、初節句では、かしわ餅で祝います。 人が亡くなってからもお供え物として使用されます。
吉方庵は、大切な人生の節目に、和菓子を通じて、人の交流を見守って行きたいです。
そして和菓子を通じて日本の伝統継承を大切にします。

餡(あん)へのこだわり

吉方庵は和菓子の命である『餡(あん)』に、とことんこだわっています。その名を『しづる餡』と言います。
あんの原料である『あずき』は、 もともと『まめに暮らす』との表現にあるように 日本の生活に密着してきた穀物です。 『まめ』は邪気を払うと言われます。そして病気予防の食材として重宝されました。つまり、健康を大切にしてきた日本人の心を映した食材です。
しづる餡は、全ての工程に約5時間を必要とし、なおかつ一晩寝かせて完成します。 専任の職人が手間ひま込めて炊き上げるため、一度にたくさんの餡は炊き上げることはできません。 100%北海道産の大粒小豆(しょうず)を惜しみなく使用し、あずきならではの食感を大切にし、つややかさとみずみずしさを保ち、上品な甘さに仕上げています。飽きのこないほどよい甘さをご堪能ください。

しづる餡こだわりの製法


吉方庵では、厳選された北海道の大粒小豆を使用し、渋きりした後、煮沸をし圧力をかけることにより、皮の部分まで柔らかく煮上げます。

一定の圧をかけて蒸らした小豆の粒を残すために、みずみずしさのある状態で炊き上げ、豆のつなぎに自然の寒天を使用します。

寒天液の中に柔らかく炊き上げた小豆・砂糖を入れ、機械を使用せず手作業で練り上げていきます。

完全手作業ですので、一度にたくさんの量の餡を練り上げる事ができません。だからこそ、手作りのおいしい餡が練りあがります。

練り上げ後はシャバシャバのため、一晩冷蔵庫でねかせて寒天を安定させます。

しっとり焼き上げた生地に挟み込み仕上げます。どうぞ召し上がれ♪
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